かつて裏サンデーで連載されていた、不死身のパイセンを連載されいていた田口翔太郎氏の作品。
数年ぶりに裏サンデーに帰ってきたのだ!!この人の作品は短編ホラー物が多く、クセのある女性主人公が多いように感じられる。
どんな漫画なのか三行で!!
・高額な報酬を得る代わりにさまざまな怪異に襲われながら仕事をしていくホラー漫画。
・主人公は白浜和美と黒領ユメのダブル主人公。黒領ユメは予知能力のような特殊な嗅覚の持ち主でこの能力のおかげで危機を回避し続けている。
・短編ストーリー物。だいたい2~3話で一つの話が終わる。
裏バイト:逃亡禁止 1巻
ホールスタッフ編
黒領ユメと白浜和美が出会い、裏バイトコンビを組んだ記念すべき第1話。
森の中で囲まれた小さなレストランで、住み込みでホールスタッフをやる話。
ホールスタッフの時給は15000円(飲食店なのに高すぎる時給)
営業時間から早々、店内は満員。オーダーが止まらないような状況。
激務が終わり、寮へ行く白浜と黒領。
寮でお互いの生活の仕方についてルールを決めようと黒領が提案するも、すぐに部屋を散らかす白浜。
黒領と白浜は少し喧嘩をしてしまう。
白浜は、気分転換に森の中へ散策しにいくと誰かに見られているような謎の気配を感じ取る。
気のせいだと、思っていたが突如前方にかなり不気味な顔の男性が現れた。
びっくりするも実は夢オチで、黒領の声で飛び起きる。
黒領は、クサイクサイと言いながら怯えた感じの顔をつきをしていてそのまま部屋から出て行ってしまった…白浜が出て行くところを呼び止めようとしたら、黒領の背後に小さな女の子が後をつけていた。
とにかく黒領の後を追いかけようとするも謎の頭痛が白浜を襲い、白浜の意識が飛んでしまう。
意識が飛ぶ前、レストランのオーナーが視界に入り「何、焦る事はないさ。じっくりいこう。」と意味深な言葉を廊下でつぶやていた。
翌日、何事もなかったように勤務する白浜と黒領。
オーナーからは「昨日、急に廊下で倒れてどうしたんだい?」と心配される白浜。
白浜は、昨日の記憶を確かにオーナーは誰かと会話していなかったか?と問いただすと…
ホールスタッフ編感想
オーナーは、家族を取り戻す為に白浜と黒領を森に生け贄として捧げようとしてたみたい。だが失敗して、オーナー自身が森に吸収されてしまった…
怖いことさえ、無ければ普通のレストランのホールバイトなんだよね。そして黒領と白浜は学生時代に実は、合っていた。(同じクラスだった。和美、ユメちゃんの事忘れるなんて酷いような…)
ビル警備員編
警備員の仕事をする事になった白浜と黒領。
勤務初日から、ビルの最上階である「7階を念入りにみるように。」と警備の監督から言われる。
二人で、巡回していたところ「天井がクサイ」と言う黒領。上の階にいく程、匂いが強くなるらしく警戒する二人。次の階は、7階…「7階には何かある。」このまま進んではダメだと白浜を止める黒領。
白浜は見るだけなら、大丈夫だと言って7階へ行ってしまう。
7階へ行くと、フロアの電気がついていてビルで働く社員が仕事をしていた。残業してるだけなのかと思い、警備員として挨拶しに行こうとする白浜。ある違和感に気づく…
ビル警備員編感想
我こそはブラック企業社畜という方は読んだ方がいい話。
実際、現代でも仕事が原因で自殺される方が多いよね…あのビルには、死んでも働き続けてる人の怨念が宿ってるんだろうな…個人的に警備の監督がすぐ死んだのが衝撃的。
個人向け配送編
ヤクザっぽい人から、謎の鞄を渡される。地図に書いてある目的地までこの鞄を渡してほしいとの事。
一体、鞄の中には何が入ってるのか警戒しながら荷物を運ぶ。
運んでる最中、街中の人達が鞄を狙っている事に気づく。
奪われないよう鞄を守る。
一体何故この鞄は狙われるのか…
個人的向け配送感想
鞄の中は、人々の災いエネルギー的な何かが入っていた。鞄をあけると何らかの形で死ぬ恐ろしさ。
途中、ユメちゃんと和美の母校よるシーンとニセ教員のやりとり面白かった。
治験バイト編
薬を飲んで、採血し寝泊まりするバイト。
治験バイト中、石見絵里と崎村ゆうに出会い同じ裏バイトとして仲間になる。
今のところ、何も怪異はなく普通のバイトだと思っていた四人。
治験バイトの日々を重ねていたある日、石見の様子がおかしい事に気づく。
治験バイト編
薬の副作用で記憶障害は嫌だね。異次元に行ける薬を作っていたという事なのだろうか?
和美が薬の影響で、実の父とのやりとりの幻覚シーンはなんだか切ない。
裏バイト:逃亡禁止 2巻
人形供養編
ある家で普通じゃない人形と一緒に暮らして貰うバイト(人形相手にベビーシッター的な)とても妙な仕事だと感じる二人。
今回は、同じ裏バイトからやってきたというシャーロット天ノ崎も参加する。
天ノ崎は、ドールマニア気質なようで勤務初日から面倒をみる人形を奪い取る程執着心を見せていた。
家から出ようとしたところ、全部のドアや窓が開かず、家から出られない事に気づく3人。
他に脱出経路がないか家の中を徘徊していたら、板で頑丈に閉ざされた謎の部屋を見つける。
気になりながら、夜を迎えた。
人形をずっと抱えている天ノ崎は、何故かみるみる痩せていく。そして人形がクサイと怪しむ黒領…
人形供養感想
人間の命を吸い生きる人形。第1話のホールスタッフ同様生け贄系の話しでした。天ノ崎助かったと思いきや、助かってなくて残念。一体いつ乗っ取られたんだ。
自然保護調査員編
スキー上で自然保護監視員の仕事をする事になった。雇用主である馬岡は、仕事の説明を後白銀神山の怪談について語る。
スキー上付近は、昔神が棲む山と言われ地元民からはしらがみ様と呼ばれていた。
神聖な場所だからホテル建設を反対していた地元民。
実際にホテルを建てようとすると、トラックが横転したり雪崩が起きホテル関係者全員が巻きこまれ死亡した。地元民は、しらがみ様のお怒りをかったんだと騒いでいた。
亡くなった、ホテル関係者の遺体は目や舌が無かったり、「なかみ」がない皮膚だけ状態の遺体もあった。
白銀神山の怪談を聞いて、ぞっとする黒領と白浜。怯えている二人を見て馬岡は冗談だよと誤魔化す。
馬岡は黒領と白浜に、実地調査の為山全体を把握する写真を撮ってくるように頼んでいた。
実地調査なら、自分で行けばいいのになんで裏バイトに任せるんだろうと疑問に思う二人。
吹雪が吹いてる中、写真を撮っていると人ではないバケモノと遭遇してしまう。バケモノから逃げてる最中、泣いている小さな女の子ミキサちゃんを保護する。スキー上で迷子になってしまったらしい。
バケモノの遭遇といい、本当に実地調査なのか疑問に思っている二人は馬岡に、この仕事の本当の目的はなんなのか問いただす…
自然保護調査員感想
実地調査ではなくて、しらがみ様のたたりを検証する為の調査だった。最後、ホテルが雪崩に巻き込まれるシーンミキちゃんとミキちゃんの母だけが助かったよかったと思う。
助勤巫女編
福音島という島で、神社で巫女のバイトをする事になった。その神社は参拝すると必ず成功すると言われ、資産家や芸能人が訪れる程。もう一つ神社の特徴的なところは神社の中央に井戸がある。この井戸は、昔から福ノ神が住んでると言われるらしい…
同じ裏バイトから来たという、真琴と未帆。計4人で、巫女のバイトをしていたら、未帆が仕事の途中で行方不明に無ってしまう。まるで神隠しにでもあったような消え方…
未帆が消える前、血塗れの未帆が神社の井戸にいる夢をみた真琴、黒領、白浜。もしかしたら、井戸に落ちたんでは無いかと井戸の中の捜索をさせてほしいと神主にお願いするも許可されず。
そして黒領は井戸がクサイと気づき始める…
助勤巫女感想
巫女の命を井戸の中にいる福ノ神に捧げて、幸せ得る話。
未帆の命で幸せになろうとした上級国民は真琴が命をかけた願いで、エグい死に方をしてくれたよ。福ノ神って命を捧げれば何個でも願いを叶えてしまうんだと思った。ユメちゃんと和美は、島にいた神主と上級国民に命を狙われかけるも今回も無事生還。
水族館スタッフ
裏バイト:逃亡禁止の人気アホキャラ篠月橙が出てくる記念すべき回。
篠月はアホな為、友達に連帯保証人になってほしいとの言われそのまま逃げられ多額の借金を負わされる。そして裏バイトの業界へ入ってきたらしい。白浜とは昔、普通のバイトで一緒に働いてた為顔見知り。
バックヤードツアーといい、水族館の裏側を見せる仕事をする事になった黒領と白浜と篠月。表には出ない特別な生き物を見せる持ち場の担当になった。
水族館スタッフの草津から説明を受け、バックヤードに行ってみると真っ黒な巨大な水槽があった。
白浜と篠月は、ただの真っ黒な水槽に見えていたようだが、黒領はクサイ何かを感じていた模様。
バイト中、バックヤードは複雑な構造な為に来た方向を忘れてしまった篠月。来た道を戻ろうとしたら、草津と遭遇する。草津は何故か全裸だった。そして橙は草津に真っ黒な水槽の中へ誘い込まれてしまう。
篠月が居ない事に気づく国領と白浜探し回って行くが…
水族館スタッフ編感想
水槽の中で幸せを見つけるお話。
裏バイト初の生還者だと思う橙は。橙が出てくる回って死亡するモブも居ないんだよね。
しあわせな真琴ちゃん
助勤巫女で出来た未帆と真琴の日常回。
2巻は、橙以外のモブが犠牲になりすぎるから箸休め的なショートストーリー。
裏バイト:逃亡禁止 3巻
学校用務員編
とある小学校の用務員をやることになった白浜と黒領。
出勤初日、『悪いことから守って貰う』為に宿直室にある仏壇に髪の毛を供える。
別に危険な仕事ではないのに、よくわからないまじないだと感じながら二人は用務員の仕事をしていく。
登校してくる小学生挨拶していると明里という生徒に懐かれ、一週間の頻度で用務員が入れ替わる話しを聞く。
用務員がすぐに辞めていくのは、いちょうさんというこの学校で昔自殺した生徒の霊が出る為恐ろしくて辞めていくのだとか…
小学生と話していると、6日で辞めた前任の用務員が現れた。
『一週間以上続けられたら、何があるか教えてほしい』と言われる。
前任の言葉を気にかけながら仕事をしていると、丁度下校時間だった明里にまた出会う。
何故か帰りたく無さそうな感じの明里。理由を聞くと、人ではない変な人が校門にいると聞き…
学校用務員編感想
害の無い怪異だけだったんだけど、精神的に辛そうなユメちゃんが可哀想だった。
でも、ユメちゃんが夜中に遭遇した怪異は実は学校の先生達なんではないかと思う。最後の先生達全員失踪と辻褄が合うので…
探偵助手編
作中、ちょいちょい出てくるキャラクター八木初登場回。
探偵事務所をやっている八木からある人物を追ってほしいと頼まれる。吾妻史郎という芸能人の素行調査だった。
今回は、超ネガティブ思考の緑澤由紀という裏バイトの人間と篠月、黒領、白浜で吾妻史郎を尾行する事になる。
八木から尾行は絶対気づかれるなよ。見つかったら、死ぬと思えと言われる。
吾妻史郎を追っていると、自分たちの目の前で動物や人が死ぬという不可解な現象が起き始める。
尾行していて、もう1つ不可解な事は吾妻史郎は絶対に真後ろの姿しか見せない。
四人とも、後ろ姿しか見ておらずどうして吾妻史郎だとわかったのか謎のままだった…
そして八木が突然消息を立ち始める。給料が貰えなくなるので、八木のデスクを漁っていると置き手紙と鍵を発見し…
探偵助手感想
八木は吾妻史郎絡みで消されたと思いきや、ただ競馬に行っていただけだ。吾妻史郎は自殺しており、和美達が追っていたのは『虚像』だった。虚像の真正面の姿を見た物はその場で死んでいく恐ろしさ…最後、虚像の真正面を見てしまった由紀ちゃん助からずで悲しい終わり方。
温泉宿編
探偵助手編で一緒に仕事をしていた緑澤由紀の死を目の前で見てしまった白浜の精神をを心配しながら、仕事をする黒領。
接客をしていたら、客として何故か八木が来店する。(偶然か?)
今回二人が働いている温泉宿は、『夢ノ湯』という限られた人間しか入れない温泉があるという。
仕事中、宿の女将さんから『夢ノ湯にいってくれないか』との頼まれる。
夢ノ湯に向かう黒領と白浜。
歩いているとうめき声が聞こえ、黒領は夢ノ湯の出入口がクサイと警戒する。
女将である武藤さんから、夢ノ湯のお湯を抜いてきて欲しい。と頼まれているのでお湯を抜く作業に取りかかろうとしていたら、急に温泉のお湯が水しぶきを上げる。まるで水が生きているかのように…
さらにはお湯を抜いている最中うめき声が聞こえ…
温泉宿編感想
夢ノ湯の効能は若返り。病気の人が入った場合は健康な体に戻れるという。だから、和美が序盤で「あれ?こんな客いたっけか?」っていってたのか…。温泉宿に入ってきてるモブをよく観察してみるとちゃんと若く描かれている。
でも、この夢ノ湯本当は若返りの効能なんて無かった。
八木の調査によると”生物の最盛期の姿になってあらわれる生態”がいるとの事だった。つまり夢ノ湯に入った者は、その生態と入れ変わって温泉から出てきているという。入れ替わる前の本人はお湯と共に配水管に流されていたと…調べ上げた八木さん凄い。客として来てたんじゃなくて仕事しに来てたんだ。
夢ノ湯の正体を知って、絶望する武藤さん。体の弱い息子さんがいて、夢ノ湯で体が治ったと思っていたんだ。でも、それは本当の息子さんではなかったんだ。
そして和美達の目の前で命を絶つ武藤さん。
今回もなかなか後味悪い話しだった。
ラジオAD編
担当のパーソナリティが逃げたりで、ラジオ局のバイトをやる事になった白浜と黒領。
御茶汲みなどの仕事をしている最中、一斉に退社していく社員…
一斉退社について、ラジオ局内の人間に聞くと「皆この番組が嫌いだからなから~」と笑って誤魔化される。
ラジオ番組をがはじまり、パーソナリティが読み上げる視聴者のメールを聞いていていると黒領がクサイと言い始める。
「がまずみ」さんという視聴者のメールを読んだ瞬間、ラジオ局内で謎の異音がし始めた。
異音が続いたまま番組続行。
再び「がまずみ」さんから番組についてメールが送られてくるので、読み上げ丁寧に感謝の言葉を述べるパーソナリティ。
ますます大きな異音が続く中、番組続行しているとラジオ局のスタッフの一人が目と口から血を流しながら倒れてしまう。
それを見たパーソナリティの一人が恐怖のあまり番組の途中で逃げてしまい、白浜が代わりにパーソナリティをやれと指名される。
パーソナリティをやり始める白浜を見て、心配する黒領。
そして異様な早さで再び「がまずみ」さんからメールが来るので、読み上げる白浜…
ラジオAD編感想
「がまずみ」は花の名前で、「私を無視するな。」という意味があるらしい。ディレクター三上のストーカーだったんだな…。
和美のメンタルなんだけど、だんだんおかしくなってる。立て続けに、人が死んでいるところ見たり昔の夢を見る事が多くなっているので、鬱になりかけてるよね…絶対。
裏バイト:逃亡禁止 4巻
ブライダルスタッフ編
人ではない動物や機械と式をあげるという変わった結婚式会場でブライダルスタッフをやることになった白浜と黒領。他のバイトのメンバーは、ブライダルスタッフのチーフ的な存在今さんと裏バイトの西さんと田所さん。
この会場では、過去に飛行機と結婚式を上げた人もいたとか。素晴らしさが理解出来ない二人。
さらに、この結婚式会場のもう一つの大きな特徴があり死者との結婚、冥婚も承っているという。
地下でやってる冥婚の式場を手伝う事になり、式場の中に入ると新郎らしき布のぬいぐるみがあった。
ぬいぐるみの後ろには大きな扉があり、冥界の門という。死んだ新郎の魂を呼び寄せてぬいぐるみに取りつかせることができる設定らしい。
不気味に感じつつも式場を手伝っていると、スタッフの田所さんが消えてしまう。時間がきて冥婚の式が始まる。
冥界の門をあける演出をしようとした途端クサイかもと警戒する黒領。
警戒しながら、扉を開けたら新郎のぬいぐるみがいびつな動きをし始めた…
ブライダルスタッフ編感想
ちょっとと話の後半今さんの妄想?が大幅に占めておりよくわからない話だった。
怪異が見えても口にしなければ助かるということなのだろうか…今さんが西さんを殺そうとしたシーンで和美がウェディングケーキ特攻させたのは笑った。
ファミレスバイト編
一週間住み込みでファミレスチェーン店でバイトをする事になった。今回は裏バイトから青木広瀬、黄崎リサの合計四人でバイトをする事になった。オーナーの清水さんから、勤務期間中絶対に店の敷地内からでないようにと言われる。
ファミレスチェーン店なのに、最新式のハンディがなくめんどくさいと感じながら手書きのオーダー票で注文を取る白浜。呼び出しボタンもない。
他の客席で、注文をとろうとしたところ、ふと窓の外に目を向けるとニタニタと笑いながら窓に張り付いてる不審者に気づく。
白浜は昼間にもきていた不審者だと気付き、窓を叩いて注意をすると不審者は逃げていった。
逃げたと思ったら、助走をつけて窓ガラスをぶち破る不審者と身構える白浜。
ふと、顔をあげると窓ガラスは割れてなく不審者もいなかった。白浜は自分の気のせいなのかと思い、黒領や店長に確認すると窓ガラスが割れる音なんかしなかったという。
次の日、勤務をしようとしたところ探偵事務所の八木から連絡がくる。爆竜真拳事件という過去にこのファミレスで起きた惨殺事件について聞かされる…
ファミレスバイト編感想
ユメちゃんと和美は最初から15年前のファミレスにタイムリープしてたわけか。
理不尽な殺戮者によって明るい未来を奪われた人達の怨念が殺戮事件が起きる一週間前のファミレスとなって毎年毎年現れるという。やたらモブがリア充ばっかだったり、最新の機械が置いてないのはそういう事だったのか…
同じ裏バイトの青木と黄崎去年既に死亡していたのは切なかったな。生きて帰れると思ってたのに。
家政婦編
ある日篠月が、裏バイトの仲介人から直接仲介を通さず日給79万円の家政婦のバイトを見つけてくる。
怪しさを感じながら、勤務先の屋敷へと3人で入り込む。
裏バイトを通してないので、いつもと雰囲気が違うから警戒をする黒領。
屋敷に入ると、デザイナーをやっている夫妻葵桐子と高吉に明るく歓迎される。なかなか良い雇用主のようだ。
そして仕事の説明をされ、地下の部屋には行かない事を言われる。
勤務中人形だらけの部屋を見つけたり、行っては行けない地下からのうめき声を聞いたりする三人。
そして勤務10日、篠月が行方不明になる…
家政婦編感想
ただのギャグバイト回。地下のうめき声は葵夫妻の息子である高次さんの声だった。
10年前に家を出たが、最近戻ってきてどうやって顔を合わせるか機会を伺っていただけだった。
3人を見送る葵夫妻が微笑ましかった。
空き家探し編
ある街でバイト複数人で空き家を探す事になった。結構広い街であり、自転車で探した方がいいのでは?と意見をしたら「目立つから」という理由で徒歩を推奨される。
同じ裏バイトの崎村えりと高階朱美から一緒に手を組んで、空き家を探さないかと提案されていたところどこからか人の悲鳴を聞いてしまう。
周囲に警戒しながら、崎村、高階、黒領、白浜の四人で行動を共にする。
この街には高階の音信不通の友達が住んでいて、街全体がなんらかの理由で封鎖されているかもしれないとのこと。
空き家を探しながら、街を進んでいくとさっきより大きな人の悲鳴が聞こえてくる。
悲鳴の正体はヤクザの抗争とかではないかと、話し合っていたら目の前に体の上半身部分がほとんどない人物が四人の目の前を通り始めた。
次に間近でまた悲鳴が聞こえ、黒くて大きな鳥のような怪物が人を襲いながら四人の前に現れる。
恐怖のあまり真っ先に逃げ出す高階。続けて三人もバラバラで逃げるが…
空き家探し編感想
怪物の正体は、この街に住んでいた家の子供の怨念と言われている。その子供は虐待されており、街の住民も助けてもらえずそのまま死んでしまった。そして虐待死させてしまった夫妻は、子供の遺体をどっかの空き家に埋めたらしい。あくまでも噂話なので真実は不明だが…
仲間を裏切って1人逃げ切ろうとした崎村はざまぁと思った。
書下ろしおまけ漫画「断裂」
探偵事務所八木の元へ、足が動かなくなるという相談をしに来る女性の話。
有名な都市伝説テケテケを思い出す。
バイト:逃亡禁止 5巻
海の家編
季節は真夏。海の家で働く事になった白浜と黒領。海の家の店長の江口さんは、ちょっと暴力的なところ(ナンパされてる黒領を助ける為に、ナンパ客を殴ったり)はあるけど従業員思いな優しい店長である。
実は白浜達が働てる海水浴場には、毎年ある噂が絶たない。
その噂とは、夏のビーチに誰も知らない女が急に現れるというものだった。
女の噂話を気にしているような感じの江口さん。
白浜はただの怪談話だと思う事にした。
夕方になり、海の家を閉店させて白浜と黒領を退勤させる江口さん。
海の家なのに夜は何故か営業はしないという…江口さん曰く、「夜は人っ子一人いなくなる」との事。
白浜は、バイトの時給が異様に高い事と夜に海の家を営業させない事が気になったのかこのバイトの真の目的を江口さんから聞こうとしたところ、
急に「おおいなるもの…」とつぶやき始める。なんのことなのか困惑する二人…
江口さんは、今言った事は気にしないでくれというような感じで真の目的を話のをやめる。
帰宅途中、勤務中に黒領にちょっかいを出していたナンパ客に遭遇すると「もう暗いから帰らないとね!」とナンパせず、あっさり引き下がっていった。
夜この海水浴場にはやっぱり何かあるのだろうか…
そして真夜中の海辺、一人で歩き何かを探している江口さん。探しているのは物なのか人物なのか…
朝になり、海辺には深海魚ではない一部人の顔をした謎の生物が浜に打ちあがっていた。
「不気味だ」と困惑する近隣の住民…
海の家編感想
江口さんには実は娘がいた。真弓さんといい昔、海水浴場でその真弓さんは行方不明になってしまった。娘を探し続ける為に海の家をやっていた的な…。
ユメちゃんの危険センサーである匂いが機能せず、海の向こう側にある謎の恐ろしさ(おおいなるもの)に涙を零す。めちゃくちゃやばい怪異という事なんだろうね。
あの海水浴場にいる人たちは、みな気づかないうちにおおいなるものに支配されていたんだ。逆に今まで支配されなかった江口さんは凄い。
最後のページ、ユメちゃんと和美支配されてるのは辛いな…
後、グロテスクではないけど連コラが苦手な人はこの話読まない方がいいかも。
葬儀屋スタッフ編
鉢巻石村という土地で、葬儀屋のバイトをすることになった。その土地には変わった葬儀の際に風習がありエビス葬という悲しまず笑って死者を送り出すというものだった。
「萬歳!(バンザイ!)、萬ー歳!」と両手を挙げながら、笑顔で死者を送り出す葬儀の参列者達…
その様子を見て白浜達は若干引いていた。
その日の勤務が終わり、同じ裏バイトの宮香織と一緒に飲食店で食事をしながら会話をしていた。
エビス葬もこの鉢巻石村の人達も不気味だという話題になる。
宮の言う通り、村の住民は葬儀以外もずっと笑顔であって、まるで笑顔という名の仮面がはりついているような状態だった。
すると町の子であろう男の子、颯太が白浜達の会話に入ってきた。不安そうな表情を浮かべながら「村の外から来た人たちだよね?早く用事を済まして帰った方がいいよ。」と警告した途端、
「お姉さんたちと何はなしてたんだ?」と颯太の父親が後ろから現れる。さっきまで不安そうな表情だったのに、急にぎこちない感じの笑顔を父親の前で見せ「なんでもないよ。」と否定する。
明らか体が震えている颯太…不審に感じた白浜達は、颯太の父親に「村の事色々教えてもらって何か奢るとこだっただけなんですわ。」と話を誤魔化し、再び颯太からはさっきの警告の意味を聞き出そうとする。
「仕事放ってでも帰った方がいい。」との一転張り。
飲食店での帰り道、宮と白浜と黒領は颯太の事で、父親の前では笑顔を作っていたけど自分たちの前では笑わないから異質だと話していたら
住宅の前で「萬歳!、萬ー歳!」と両手を挙げながら笑っている村人を見かける。いったい何の為にやっているのか…
翌日、葬儀の勤務にあったていた白浜達。
棺桶の中の死者の顔をみた葬儀スタッフ(村の出身者?)の何人かが、表情が暗いと会話をしていた。
すると、死者の表情を自分たち手で無理やり笑顔にし始める。そして「ほら、笑って。」と言って写真撮影をし始める。
葬儀終了後、外にで流石に罰当たりすぎると会話する白浜達。死者に対する敬意がないなどと愚痴を言いながら会話をしていると、また目の前で「萬歳!、萬ー歳!」と笑顔で両手を挙げている村人がいた…。
葬式中でもないのに一体何をやっているんだと呆れる宮。
すると宮の真上から、人が落ちてきた…!
葬儀屋スタッフ編感想
闇芝居で見た「参拝」を思いだす。死者が出ることを喜んでいるようにも見えるんだよな鉢巻石村の人達。颯太は元々この村の人間ではなくて、唯一まともな子だった。亡くなった颯太の母親が夢の中で警告していたから村人の人達に洗脳されず助かったんだね。
宮さんは残念ながら村の人に、洗脳されてそのまま村人とともに死んでしまう。
嫌悪感ずっと続いて、過去一に死者が多いと思われる話。
駅員バイト編
黒領の家の最寄り駅でバイトする事になった。白浜は、しばらく黒領の家に寝泊まりすることになる。
黒領の弟妹達である望とミライは白浜を大歓迎していた。
駅員バイト当日。二人はホーム内での案内担当。
実はこの駅構内は12番ホームしかないのに、あるはずのない13番ホームが存在する。
ある経路を辿ると13番ホームにたどり着く事ができ、駅長から13番ホームの行き方を説明される。
長い説明を思い出しながら、やっとの思いで13番ホームにたどり着く二人。
13番ホームにたどり着くと、周囲は霧で案内板の言葉ではない別の記号なようなものでまったく読めず、時々人ではない怪異のような物がこちらを覗いたり、まるで異世界の空間にいるような感覚だった。
しばらくして、一人の女性が現れた。13番ホームに迷い込んでしまった普通の人。たまにこの13番ホームに迷い込んでしまう事があるらしい…。
駅長から教わった元の駅構内に戻る方法を、女性に教え無事に見送る白浜達。
再び13番ホームに戻ると、今度は別の怪異が現れる。その怪異は、人の言葉を話しながら白浜達に近づいてきた…。
駅員バイト感想
13番ホームにいる怪異に反応したら、黄泉の世界的なところに連れていかれる話。
不意打ちで怪異に反応してしまったユメちゃん。怪異の能力により精神崩壊しかけてたけど、和美の助けと家に居る家族の為に何が何でも戻るという意思が強かったおかげで無事に戻れてよかった。
遊園地スタッフ編
前の駅員バイト編と話が繫がっているので注意。
駅員バイトから数日後、日々の何気ない生活に違和感を感じる黒領。
そして、黒領は自分のドッペルゲンガーに遭遇してしまいここは元いた自分の世界じゃないと気づく。
とにかく白浜と合流し元の世界に戻る方法を考える。
戻る方法を考えた結果、この世界の裏バイトをして本当の世界に戻るしかないという結論になる。
早速、裏バイトの斡旋事務所に行き求人票を眺め遊園地の裏バイトをする。
遊園地バイト当日、うさぎのマスコットを被ったウサきゅうが白浜達の上司になる。
園内を把握する為、ウサきゅうと一緒に敷地内を回っていると地図には載ってない白い建物を見つける
慈愛の搭といい、ウサきゅうからは絶対に立ち入ってはダメだと言われる。
園内にて泣いている男の子を見つけ、迷子かと思って声をかける白浜。
「この場所が怖いんだ」と泣きじゃくる。対応に困っていたら、
周囲から子供達が駆け寄ってきて、泣いている男の子を「ホラ、泣きやんで」「一緒に遊ぼうよ。」と励ます。
その様子を見ていた黒領達。何故か泣いている男の子の顔が一瞬だけ、40過ぎの男性の顔になり驚く。
男の子は泣きやみ、他の子供達と一緒に遊園地へと遊び始める。
不穏だと感じながらも、元の世界に戻る手がかりを探す。
そしてナイトパレードが始まり…盛り上がる子供達。
白浜達は探偵の八木と遭遇する。慈愛の搭が怪しいと感じ始めて、八木は塔内に侵入する。
遊園地スタッフ感想
子供しかいない遊園地。何故子供しかいないのかというと、この遊園ば時間逆行系の怪異があり、大人が子供に戻ってしまうと言うものだった。上司のうさきゅうは逆行した人物の時間を食べていた。
逆行の習性を利用して元の世界に無事に戻ったユメちゃんと和美。
ユメちゃんは、昔遊園地で親に捨てられていた悲しき事実を和美に打ち明ける。
望くんもミライちゃんも本当の家族ではないが、大切な家族。
最後、みんなで遊園地に遊びにいくシーンがよい。
裏バイト:逃亡禁止 6巻
キャンプ場スタッフ編
八木の探偵同業者、小松茶々初登場回。
オーナー不在の状態で、キャンプ上のスタッフをする白浜と黒領。
オーナーが招待したお客さん9人(うち二人は八木と小松。)と白浜と黒領は、何故この9人がこのキャンプ上に招待されたのかわからずそのままキャンプを楽しんでいた。
夜になり、キャンプファイヤーを楽しんでいると
小松は「どうしてこのキャンプに参加されたのか?」と皆に質問する。
作為的に集められた感じもするという話題になる中、
参加者の一人である丸井さんはオカルト好きで、「殺苦松」という怪談がこの地で有名でこのキャンプに参加したという。
丸井は怪異が実は見えるようで、キャンプ上に何かいるという。
「殺苦松」の怪談に興味津々な八木。
他の人達もキャンプファイヤーを楽しみながら、朝を迎える。
翌朝、参加者の一人である田上譲が全身包丁のような営利など物で切りつけられた遺体で発見され、動揺するキャンプ参加者と白浜達。
死亡事件があったので帰ろうとするもバスが来ない状態。
さらには、キャンプ上の無線も何者かにより持ち去られ外との通信手段が経たれてしまっていた。
探偵である八木と小松は遺体の検証を始める。他殺で間違いではない結果になった。
小松は「キャンプ場に集められた参加者は、たいまつ丸沈没事故の生き残りだ。」という共通点があるという事を明かす。
田上が殺された事とたいまつ丸沈没事故とどういう関係があるのか不明だが、
あらかじめ計画された殺人事件の可能があり。
バスが来るまで、二人以上の行動をするように注意を促し、アリバイを一人一人聞いていく小松。
そして翌朝、第二の犠牲者月島メイが殺害される…
キャンプ場スタッフ感想
前半は金田一少年の事件簿を思い出させるような、推理漫画だった。
月島と田上を殺したのは、高田だった。
高田には実は弟がいた。
たいまつ丸沈没事故で、弟の救命胴衣を奪って生き延びた田上と月島が許せず、
このキャンプ上のオーナーになり暗殺計画を実行したという。
後半から「殺苦松」と思われる怪異がキャンプ参加者の泉を始めとした、色んな人の体に乗り移り、乗り移った怪異が色んな人に取り憑いていく終わり方だった。
映像編集編
映像を撮る二人。撮影時には居なかったはずの変な人間が、必ず映る謎の現象が起こる。
映像編集長の佐久間が言うには、「除き魔」といい、この変な人物を消そうとすると目の前に現れて殺されるという怪談がある。
佐久間は怪談なんか気にしてない様子。
そしてこの「除き魔」を消す作業を白浜達にお願いしていくが…
映像編集感想
自分の昇進の事しか考えない佐久間が消された。「除き魔」に除かれない位置で編集作業をすれば、消されないという事ぽい。
農業手伝い編
ある田舎の畑で、「エヴァルス」という新種果実の収穫を手伝う事になった白浜と黒領と篠月。
新参農家の織田慎司が言うには「絶対に社会的大ブームを巻き起こすぞ!」とエヴァルスを推していた。
農家である織田は、畑に入らず「どこに生えてるか見ればわかるからさ。」と言って白浜達を畑の中に入らせる。
畑に入ってしばらく立つが、エヴァルスが見つからない。
すると奥から「クスクス」と笑い声が聞こえてきた。笑い声の方へと進む三人。
突如、篠月の背後に人ではない何かが素早く通り過る。用心しながら、エヴァルスを再探し始める。
やっとのことでエヴァルスが生えているエリアを見つける三人。収穫しようとした途端、先ほどの笑い声が近くなり猿のような手が畑の奥から出てきて収穫の邪魔をしようとする…!
正体不明の何かに警戒しながら、収穫をひとまず終える。
残暑の暑さに耐えられず、一回元の場所に戻ろうとしたところ自分たちが迷っている事に気づく。
また笑い声が白浜達を囲む。黒領も匂いの感知が出来ず、どうにかこの畑の中から抜け出す方法を考えるが…
農業手伝い編感想
エヴァルスの果実を食べた人は怪異に乗っ取られてしまうお話。猿らしき生物は、果実に浸食された元人間だった。だから序盤で収穫を邪魔したり、織田自ら畑に入ろうとしなかったのか。
橙がひまわりの種落としてなかったら、和美達3人もエヴァルスを口にしていたかもしれない恐ろしさ。
探偵助手2
キャンプ場スタッフ編で出会った探偵の小松茶々から仕事を依頼される白浜と黒領。本来は八木が抱える案件だったようだが、八木は別件を抱えてるらしく小松にこの仕事が回ってきたらしい。
仕事の内容は、ある家の中で起きた行方不明者の捜索だった。
一軒家の写真を二人に見せ、依頼者の娘がこの家の中で行方不明になっていることを説明する小松。
そんな馬鹿な話があるかと困惑する二人。さらに、この依頼を受ける探偵は今回で4人目になるという。
前に依頼を受けた3人の探偵は、この家に入ったきり消息不明になってしまったそうだ。
これからその一軒家を捜索するために、間取り図を見せる小松。
2階建ての一軒家で、2階の間取りがL字型で仕切られてて明らか変な間取りだった。
一軒家の目の前までにきていよいよ潜入する3人。黒領は、玄関のドアを開ける前から顔に汗をかき警戒している。
おそるおそる家の奥へと進み、まずは1階の部屋から捜索していく事にし手前の和室から見ていく。
写真撮影をしながら部屋の中を見ていると、遺影が飾られている事に気づく。遺影の中の人物は、依頼を受けて消息不明になってしまった3人の探偵のうちの一人だった。
もう一枚別の人物の遺影を見つける小松。その遺影も消息不明の探偵だった。
天井には「マダライヅツ」や「破滅の日は近い」などと書かれている女の人の顔が印刷された紙が貼りめぐらされてる箇所があり、いたずらにしても気味悪がる3人。
二部屋見終わったタイミングで、次の部屋に進もうとした瞬間黒領がトイレ付近で「クサイ」といい危険だから、洋室から行った方がいいと提案する。
洋室を入ると子供部屋だった。そして3人家族の写真が飾られてたり、壁には「おまえはえらばれないよ」など落書きがされてあった。
一階の捜索が終わり、変な間取りの二階への階段に進もうとした時の事だった。
小松は階段の向こうに人影がいる事を確認してしまう…
探偵助手2感想
転生カルト物。転生の儀式を完成させるには、二階の最後の部屋の扉を生贄になる対象が明けなければ転生できないようになっているんだと思う。蟲毒の壺のような…。
小松達が最後まで、二階の部屋の扉をあけてたら危なかった。探偵を生贄にするために、娘が行方不明になったなんてマダライヅツ信者のでっちあげだった。
この後、茶々がユメちゃんの義母父を探すためにどこかへ失踪してしまうなんて一体何があったんだろう?
裏バイト:逃亡禁止 7巻
気象観測
榊原平原という何もない広い高原で、謎の変死体が発見された…その死体は空から落ちてきたような感じの遺体。
気象観測研究所の所長である藍川正は、遥か上空に何かいると考えたのか白浜と黒領に気象観測バイトを手伝わせる。
白浜達は研究員とともに気球を飛ばし、風の強さや湿度をはかるなどをして空をみあげると、
黒い棒人形のような影が映っていた。
観測二日目。研究所の空の記録で気温が100度を測定していたりなど、ありえない数値が出ていた…困惑する研究員たち。異常な数値を叩き出したのは、死体が落ちてきたと思われる地点。
観測4日目の事だった。
白浜がまた上空になにかを見つけたので、黒領に見せようとしたところ「不用意に空を見てはいけないよ。」と藍川時子という所長の娘に呼び止められる。
空の何かを見続けると、他の裏バイトの立田のように自我を失ってしまう事を知る二人。
次の日、立田は靴の片方だけを残して行方不明になる。
不審な消え方なので、立田を捜索することになったが見つからず夕飯の時間を迎える。
昼間の会話で時子が作って欲しいと頼んでいたカレーを作る黒領。所長に娘さんの要望でカレーを作っていることを説明すると、
所長は娘は昔亡くなったと聞かされる。
気象観測 感想
あの世とこの世が行き来できるかどうか実験と観測の話。時子さんは死んでなんかなく、死んでいたのは藍川所長とその研究員だった。
娘に会いたいという父親の気持ちをあの世の世界の住人に利用されるとか悲しいな。
人材レンタル
彼女役から映画のエキストラ、マスコットキャラクターの中の人までとなんでも請け負う人材レンタルバイトをすることになった。
勤務前に、仕事の説明を受ける同じ裏バイトから来た大熊と説明を受ける白浜達。黒領は仕事を受ける前に支給された携帯のようなものが「クサイ」と警戒する。
勤務開始の時間になり、それぞれマスコットキャラや彼女役になりきる。
そして勤務時間になり、黒領は白浜と合流するためにメールをしようとしたところ、町中で人材レンタル会社の人間と出会う。
軽くお辞儀をし、通り道を曲がったらさっきお辞儀した人間が現れた。困惑する黒領…ドッペルゲンガーなのだろうか…?
白浜と合流しご飯を食べながら、町中であった出来事の話をすると白浜も「おなじ人間を見た。」といい、勤務中誰かに見られている気がするというのだ。
すると仕事が終わった大熊も話に入り「この仕事をしている裏バイトの子が、どんどんいなくなっている。」という噂を聞いた事を話す。
三人で話し合っていたら、急に立ち上がる白浜…視線を感じたという…
人材レンタル感想
人生レンタルをさせようと白浜たちをあるところに飛ばそうとして、失敗した人材レンタル会社のお話。
ユメちゃんが勤務開始前に渡された携帯に、仕込まれた呪物的な物にすぐに気づかなければ自我は失っていたね。最後のページ大熊さんは、元々レンタル会社を利用してる人間だったって事だと思う。
料亭スタッフ
琉馬(りゅうま)家という一族が経営する大きな料亭でスタッフをやることになった白浜と黒領。
この料亭には開かずの間があり、ある怪談話も有名だった。
その怪談話とは、江戸時代の琉馬家の跡継ぎ候補が二人おり自らが当主となるため、
片方が片方をくびり殺してしまうところを奉公人である小滝が目撃してしまった。
殺害現場を証言されないように、小滝を料亭の奥の部屋(後の開かずの間)に監禁した。
さらには小滝に後継ぎ殺しの汚名を着せ、最期は小滝は逆さ釣りにされ惨たらしく死んでしまったという。
小滝が死んだ場所のその部屋からは、いつしか小滝の霊でると噂され開かずの間になったという。
勤務中、体調を崩しながら配膳の仕事をする黒領。
黒領は本格的に体調がしんどくなり、白浜と琉馬家の長男である太一に心配され部屋で休むべきだと担がれる。
休む部屋探している最中、黒領を休ませようと部屋に入ると同じ裏バイトの万代も体調をくずしながら寝ていた。
すると、太一は万代の顔を見て「死相がでている。」と呟く…どういう意味なんだろうと万代の顔をみると、
顔には謎の黒い痣のようなものが浮かびあがっていた…
翌朝、黒領は体調不良の影響なのかニオイの感知ができなくなってる事を白浜に伝える。
それを聞いて、この料亭で怪異に遭遇するような場面に出くわしたらどうするべきか悩む白浜。
黒領の事を心配していたら、他の裏バイトの人から万代が今朝救急車で運ばれた事を聞かされる。
救急車に運ばれる前の万代の容態は、まるで紐で首を絞めあげられたような感じで顔が赤く晴れ上がっておりずっと苦しんでいたという…。
もしかして、勤務中に万代は知らずのうちに開かずの間を開けしまったから体調不良を起こしてしまったのではないかと考える白浜。
黒領のニオイが感知出来ない今、できるだけ怪異に近づかないように、
開かずの間について料亭にいる人間から情報収集を始める。
琉馬家長男の太一と次男の秀二からは「ただの噂話さ。そんな部屋はみたことはない。」と言われてしまう。
急に、琉馬家三女の美三が具合の悪いスタッフを担いできて部屋まで運んでほしいと頼まれる。
そのスタッフの顔には黒い痣が浮かびあがっていた…。
料亭スタッフ 感想
開かずの部屋に入る。=死。だと思っていたが、開かずの部屋自らが直接来るのは卑怯だ。回避できないじゃないか。
黒い痣が出ている状態で、開かずの間を探しだし部屋に入れば小滝の呪いは無効化できるんではないかと当てた八木さんはすごい。
裏バイトを使って、小滝の呪いの検証をしていた琉馬兄妹は外道過ぎるな。この先ずっと小滝の呪いが濃くなっていきそうな気がする。
交通量調査
篠月橙のギャグ回。白浜と黒領はあまり出てこない。
久しぶりに裏バイトに受かった篠月は、今回一人で仕事をする事になった。
赤刃トンネルという場所で交通量調査をやる事になった篠月。車種と対応したカウンターはどれなのかと苦戦する。
実はその赤刃トンネルは、心霊スポットとして有名だった。
交通量調査感想
カウンターで霊を払うなんて斬新だと思う。橙を採用した人はきっと有能だと思う。
遺跡発掘調査員
ある日裏バイトの仲介事務所に行くと、赤川と藍川時子(気象観測の参照)が軽く言い争いをしていた。
実は藍川はQという「裏」の事情を調べている団体に属しており、指定する裏バイトをしてくれないかと白浜と黒領に仕事をお願いしする。
その仕事は、オーパーツ探しという遺跡発掘調査の仕事だった。
さっそく現場に行き、考古学者の平川昭夫雄から仕事の説明を受ける。
先日、「異形人類」といわれる顔が花びらの化石を発掘した。見つけた途端その場にいた全員が意識を失い、気づいた時にはその異形人類は消えてしまった。
もう一度異形人類を探したいので、地面を掘って欲しいという仕事内容だった。平川の説明を受けてる最中、異形人類の怪異?と思わしき物体を木の影から見かける黒領。気にせず前に進み白浜と地面を堀あげる…
地面を掘っていると白浜は、人の顔のような物を堀あげてしまう…
一方別の場所で地面を掘っていた平川は自分の化石化した姿を堀あててしまう。
遺跡発掘調査員感想
異形人形を掘り出してしまうと、堀当てた本人の全てが消え次の自分になっていくようだ。この世界にはデザイナーがいて不都合な事が起きるとある地点からやり直しさせられるらしい。そうして歴史が出来上がっていくとの事。
ユメちゃんと和美の最後の描写、デザイナーにバイトの存在事態改編されてるように見える。
つまり前の和美達はどこかに埋まっているという事になるのかな…
裏バイト:逃亡禁止 8巻
工場作業員
とても大きな工場で仕事をすることになった黒領と白浜。一体何の作業をするのかわからず、とりあえず朝礼に出る。
班長の児嶋が言うには、実労はたった一時間でそれ以外は待機期間。勤務開始時間まで他の裏バイトや工場の先輩と親睦を深めようと言われる。
他の裏バイトスタッフとと談笑していると、さっきから黒い人影のようなものが工場のあちらこちらはしりまわっているのを気にする白浜。隣に座っていた男性からは「気のせいだよ。」と言われてしまう。
話の輪に児嶋が入ってきたので、これからやる仕事の内容について質問をすると「誰にでもできる簡単な仕事。」「集中して、集中力を切らさないで。」と現場で改めて説明したい様子だった。
始業開始のベルが鳴り作業場へと案内される。
作業場に入ると正方形のキューブとスイッチだけが置かれた部屋だった。
あらかじめ振り分けられた番号のスイッチを握り、
児嶋から仕事の説明をされる。
「時がきたら押してくださいね。」という説明だけだった。
時っていつなのか質問をするも、「時」は「時」としか教えられずとりあえずスイッチを握る白浜達。
スイッチを握っていたら、押せというように押すタイミングがわかってくる。それはまるで目の前にあるキューブと会話しているような感覚だった。
すると黒領が急に「クサイ。何か来る」と言い後ろを振り向かないでと周囲に注意を呼び掛ける。
「ギャハハハ。ギャハハハ。」と笑い声が後ろから聞こえ始める。
裏バイトの一人が振り向くと、化け物にでも遭遇したような顔をし何かに襲われているような叫び声をあげる。
叫び声を気をとられずスイッチを押し続ける白浜達。
勤務終了後、後ろを振りむいてしまった裏バイトの人は見るも無残な死体となっていた。
死体を見て「プレス機の下敷きになってしまったんだ。」と泣き崩れる児嶋。
白浜がこの工場にプレス機なんかないという質問をすると児嶋は、張り付いたような笑顔でプレス機はあると答える。
白浜と黒領は絶対プレス機による事故ではないと、雇用主や工場の古株のいう事は信用できないと愚痴を漏らしていたら、
他の裏バイトの人達が集まってきて助言を聞きたのだ。黒領は「裏バイトをやめること。」と助言するも聞き入れてもらえず。
そして作業二日目、三日目といつ命を落とすかもしれない状況で作業をしていたらキューブが小さくなっている事に気づく…
休憩中、工場の古株に呼び止められる白浜。「君、達也さんの娘さんでしょ?」と昔この工場で父親が働いていたことを知らされえる。
工場作業員感想
アンドロイドを作っている工場だった。キューブの正体はアンドロイドのコアとなる部分。
コアを完成させるためにコアを狙ってくる誘引者を裏バイトではさみさらに裏バイトの生命エネルギーをスイッチを通して、コアを送っていたという…機械の為に働く人間。機会に支配される世界がきてしまうのか…
ベビーシッター
ある富豪の家で、りんごちゃんという赤ん坊の面倒をみる事になった。
りんごの両親は経営者で海外の支店に行かなければならくなった為ベビーシッターをお願いする。
黒領に懐くりんごちゃん。白浜は嫌いな模様。
普通のかわいい赤ん坊だと思って面倒を見ていたら、突如2階から謎の物音がした。
白浜が2階に行くと、お腹に黒薔薇をまかれた全裸の男が死んでいた。
警察に通報し事情聴取される白浜。
事情聴取が終わり、どうやって2階に侵入して死んでいたのか不気味だと話していたら、
急に大声で鳴き始めるりんごちゃん。黒領かあやすと泣きやむ…
夜になり、りんごちゃんの夜泣きで目を覚ます黒領。
様子を見ると、りんごちゃんは布団でぐっすり寝ていた。
夜泣きは、窓の外から聞こえ窓を見ると黒くて赤ん坊の影のような怪異がこっちを見ていた。
同時刻、トイレに行ってた白浜。寝室に戻ろうとすると、黒い羊のような怪異と遭遇する。
翌朝、この家は何かがいると話し合う黒領と白浜。
するとりんごちゃんは白浜の足元に車の玩具を忍ばせ階段から突き落とそうとする…
階段から落ちそうになる白浜。赤ん坊だし、偶然だと思う事にしたが…
ベビーシッター感想
羊は黒魔術の契約者。
赤ん坊の体に乗り移り満月が沈むまでに、人を殺し人間の魂を契約者に捧げないと完全に赤ん坊の体に乗り移る事ができない。
外にいた黒い赤ん坊はりんごちゃん本人の魂だった。無事りんごちゃんは元の体に戻れてよかった。
雪まつり
ある村での雪まつり運営スタッフする事になった。
今回は裏バイトの大家睦美も参加している。
何かあると思いきや、いたって普通の裏バイトだった。
ほのぼのとしてた祭りの雰囲気の中、運営スタッフの初方と出会う。
白浜たちは夜の部担当になる。バイトの準備前、お祭りに参加している総理大臣を見かける。
初方に人間の雪像を作って欲しいと頼まれる。
村外の方に作っていただくのが、習わしで夜祭で司祭が仕上げて期間中祭るとの事だった。
夕方になり、仕事の為雪まつり会場に行くと人が誰もいない。
でも、どこからか人が賑わっているような声が聞こえてくる。
不気味に感じながら、会場の道へと進むと「夜祭にでるのだけはやめときな。」と一人の女性に止められる。
どういう事なのか、聞き返そうとするが理由を話さずその場を去ってしまう。
夜になり、夕方に遭遇した女性の助言を気にしている白浜。
すると隣にいた黒領が「クサイクサイ」と言い始めたので、
横を振り向くと黒領は一瞬で居なくなっていた。
急いで黒領を探すが、急に吹雪が吹き上げて前進できない状況になる。
周囲を見渡すと、先ほどまで運営スタッフ以外の人間しかいなかったはずなのに、
お面を被って毛皮のような物を身に纏った人達がズラズラと歩いていた。
それでも、「白浜さーん。」「ハマちゃーん。」と大家と黒領の自分を呼ぶ声がどこからか聞こえてくる。
合流しようとしたら、仮面を被った毛皮を身につけた人物が「お仲間なら呑みなされ。」と白浜に酒をもてなすしてきたので明らか怪しいと、警戒する白浜。
そして、酒を飲んでないのに何故か酔ってるような感覚になりはじめ黒領の呼び声が聞こえてきて…
雪まつり感想
裏バイトを使って神に命を捧げようとした話。初方が黒領達に最初の方で、作らせた雪の像は仮忌体(けいむたい)と言われる。
この村は、昔から殺し業を請け負っていて雪祭りを通して神様にお願いしている。
代償は雪の像を作った人間の命。
外部からきた人間に作らせる時点でおかしいと思ってたけど、もう村人全員が神様に食べられてたんだね。助言した女の人(飛田さん)も、とっくの昔に食べられていて…あんなに村に出たがってたのに。あの村自体全て幻だった。ところで、最後のコマ大家さんいなかったんだけど彼女も幻だったのだろうか?
特殊清掃員
工場の仕事(工場作業員編参照)で、父親の手がかりを見つけた白浜。
赤川から、黒岩という人物が経営している裏バイトを仲介所で
父親が働いていたかもしれないという事で黒岩の元へ行き、父親の手がかりを得ようとする。
黒岩は白浜達也という人物はいたかもしれないが、
調べるのは大変だから対価としてウチの仕事をやって欲しいと特殊清掃員の仕事を白浜に紹介する。
特殊清掃をするアパートに向かった白浜と黒領。
今回は、工場勤務の時に出会った裏バイトの徳井明紀と特殊清掃員のリーダーである梨本恵介の計4人で仕事をする。
アパートに入ると、ここの住人だと思われる女性に「なかたりさんですか?」と尋ねられる。
梨本は「はい、そうです。」と謎のやりとりを交わす。
特殊清掃をする部屋に入ると、部屋は清掃なんて必要ないんでは?と思うぐらい部屋が綺麗だった。
梨本の指示により、部屋の清掃をする事になり「あのクローゼットには、手を付けないで。」と言われクローゼットを見た黒領は「クサイ」と警戒し始める。
清掃中綺麗な床なのに、モップを確認すると真っ黒になってたり上から虫の死骸が降ってきたり、
浴室の蛇口から赤い水が出てきたりと不可解な事が起きる。
浴室の清掃をしていた徳井は、
清掃中「なかたりさん。」と浴室の窓の向こうから明らか人ではない怪異に話しかけられる。
気のせいだと思う事にした徳井…
しばらくして自分の腹を刺し死んでいる徳井が発見される。
さっきまで普通に清掃していたのに何故徳井は自殺をしたのか?
警察に通報するも何故か、「貴方たち特殊清掃員でしょ?」と死体袋だけを渡される。
死体動かすのは警察の仕事だろうと反論する白浜。
「いや、なかたりさんだから。」と言われ自分たちで徳井の死体を動かす事になる…。
特殊清掃員感想
「なかたりさんですか?」と言われて受け答えしてしまうと即死んでしまう。
梨本さんもすでに死んでいて、クローゼットの中に死後数年経過梨本さんの遺体があった。
アパートそのものが怪異だった。
生存者がでれば、なかたりさんの呪縛から解放される仕組みだったんだろう。
このアパートで死んでしまった38人の遺体片すの和美達かわいそうだ。
今後もこのような黒岩案件はあるのだろうな…。
裏バイト:逃亡禁止 9巻
探偵助手 3
失踪した茶々が見つかったと聞き病院で八木と共に面会する黒領
だが、茶々は記憶喪失のようで廃人になっていた。
黒領夫妻を捜索している最中にああなってしまったらしい。
八木からある仕事を手伝って欲しいと言われる。
それは伝説の心霊スポットである廃脳研に行って、「九専」というレポートを探して持ってきて欲しいとの事だった。
ちなみにこの廃脳研に入った人は、全員行方不明になっているという。一人だけ帰ってこれた人がいて、建物前のベンチに座っていた。声をかけると、なんの反応も無く外傷は無いのに死んでいた。検死の結果、脳みそだけがきれいに切り取られていたという。
建物に入り、前に進む白浜達。壁には不気味な落書きや脳みその標本などがあった。
精神成功体という部屋を見つけ、扉をあけると同じ表情をした人間がいた「はい、こんにちは。」としか話さず何も危害を加えて来ないので、次の階段を上ることにした。
見取り図を確認しながら、経路について話し合っていると突如前方に身長2メートル以上はあると思える黒い影が通りすぎる。
黒い影を見て「クサイ」と反応する黒領。どうやらあの黒い影に見つかったらまずい気がする。
周囲を気にかけながら今度は肉体成功体とかかれた部屋をみつけて中に入ると、あるものをみつける…
探偵助手3 感想
実はこの仕事は藍川時子の依頼だった。九専というレポートがほしかったらしくて…。
人間の脳みそを繋ぎ合わせて最強の生物でも作ろうとしてた研究員達のお話し。
もし和美達が’どこかより道したり別ルートにいってたら、死んでたのかな…
軍手落とし
父である白浜達也の情報をもっと手に入れる為に黒岩案件を引き受ける白浜。
軍手を落とすという仕事を引き受ける。
さっそく講習会に参加すると
出来うる限り軍手は自然に落とす事、一度落とした軍手を移動してはならない、軍手は持ち帰ってはならない、軍手落としの目的を探ってはならないと説明を受ける。
一体なんの為に軍手を落とすのか気になりつつも他の裏バイトの参加者と一緒に現場へ向かう事になった。
実際に軍手を落としてみるととても地味な作業だと感じ始める白浜。
他の裏バイトの人間も緊張間がなく、スマホをいじって記念撮影をしたりと不真面目な行動をし始める。
「あのこれ落としましたよ。」と通行人に声をかけられ、裏バイトのカズキが落とした軍手を動かされてしまった。
今のは不可抗力だし、もう一回軍手を落とそうとしたカズキ。
次の瞬間
真上から何かが押し寄せてきた感じにカズキの体は潰されてしまった。
一体何が起きているのか困惑する一同。
とりあえず次の現場へ軍手を落としに行こうとするが…
軍手落とし感想
この仕事の目的を探ってしまったら潰されるとういこと(軍手を移動させたりも同様)
ユメちゃんのようにコツコツ真面目に言われた事を守りながら仕事をすれば生存する。
軍手落としの目的を探ろうとしたり適当に仕事をこなそうとしてた和美は潰されそうになったかもしれない。
とりあえず黒岩スタンプ2個目ゲットできたが、次はどんな情報をもらえるのかな。
コンビニ店員
コンビニ夜勤スタッフをやる事になった白浜達。
22:00~翌日6:00までの間時給は69990円であり、コンビニスタッフなのに寮つき。
コンビニスタッフの木内さんにどうしてこんなに深夜時給が高いのかと聞こうとしたところ、
店内から突如「とことこ。」と足音が聞こえ、人がいないのにレジにスナック菓子が置かれていた。
とことこちゃんという歩く姿がとても可愛らしい女の子が、この店によく通ってたという。
ある日コンビニ前の道路にて、車に轢かれてしまったらしくそのままとことこちゃんは亡くなってしまったという…
先ほどのレジにスナック菓子が勝手に置かれていた怪奇現象はとことこちゃんの霊の仕業という事。
次の日夜勤。夕勤スタッフは22時になると着替えもせず、制服のまま退勤をし始める。
そんなに夜いるのが嫌なのか?と感じる白浜達。
とことこちゃんはそんなに悪い霊ではないんじゃないかと黒領と話していたら、
「ズダズダ」「ガサガサ」「ギャアアアアアア」
という大きな騒音が店内に響き渡る。
店内を見回るが異常なし。だが、白浜は誰かに見られているような気がして後ろを振り向くと…
髪の長いワンピースの女がいた。
人間ではないと感じつつも接客をするがワンピースの女はずっと独り言をぶつぶつと言い続けていた。
恐怖を感じながらレジに戻ろうとすると、今度は前方に顔の歪んだ小さな女の子が「とことこ。」と白浜の前を通り過ぎて行った。
思わず立ち止まってしまう白浜。すると、入口から一人の女性客が入店してくる。普通のお客さんだと安心していたら、入口にに怪異のような物を見てしまう…。他にも店内を見渡すと、人の顔のような物体が見え始める…。
レジ打ちをしていた黒領。「ウチの子が迷惑をかけてないかしら?」と一人の女性客が話しかけてきた。とことこちゃんのお母さんだという…。
話によると、深夜の時間帯にとことこちゃんが現れるから深夜スタッフは恐怖を感じ辞めていってしまうのだとか。とことこちゃんのお母さんは、娘の仏壇にお供え物をするため毎夜このコンビニに訪れているとの事。
でも、このコンビニにはとことこちゃん以外に何かいるんではないかと感じる白浜達。
何日も勤務を続けていると、とことこちゃんが自分たちに何かを伝えようとしている事に気づく…。
コンビニ店員 感想
とことこちゃんのお母さんは、このコンビニのオーナーと恋人関係だった。
恋愛に子供が邪魔だと感じていたのか、深夜に車が走るタイミングに合わせてとことこちゃんを道路に投げ出して殺していた。
とことこちゃんはずっと自分が殺されたことをコンビニスタッフに訴え続けていた…。
そして負のオーラで色んな霊魂があのコンビニに引き寄せられていたという。
育児のストレスもあったのかもしれないけど母親サイコパス過ぎる。生きている人間が一番怖い回だった。
図書館スタッフ
勤務中に職員が居なくなる図書館で働く事になった。
それほど広くもない図書館…何故突然居なくなるのだろうか?
裏バイトから来た安村航と図書館司書の花巻から勤務についての説明を聞いていたら、安村が「ムダイ」という本はあるかという質問をする。
花巻は、「ありません」と答える。
ムダイという本はなんなのかというと、
タイトルの無い真っ黒な本で、中には誰も知らない真実が書かれていて歴史的に希少な価値のある一冊だという。
勤務中、本の配架をしていた白浜。
すると目の前に一冊だけ本が落ち始める。揺れても無いのに不自然な落ち方をした本だった。
本を戻そうとして、別の棚を見ると隣の棚の本が全部床に落ちていた…まるで大地震にでもあったかのように。
一人で片付けるのは無理だと感じた白浜は安村と黒領を呼ぼうとするがある違和感に気づく。
それほど広くない図書館に自分が迷っている事を。気づけば周りの人間は誰もいない。
図書館をさまよっていたら、一冊の黒い本をみつける…
同時刻、白浜が居ない事に気づく黒領。白浜を見ていないか花巻に尋ねていたら、急に白浜が目の前に現れる。
白浜は何故かボッーとしていて、黒領がどこに行ってたか尋ねると思い出せないようだっ
た。
勤務五日後。安村は髪の毛がハゲ始め疲れているような表情をしていた。
安村曰く、この図書館には何かがいるという。
そして数日後、安村が居なくなる。
初日の白浜のように、どこか異空間に迷いこんだでないかと心配していたところ花巻に声をかけられある仕事を頼まれる…
【最新刊】裏バイト:逃亡禁止 10巻
図書館スタッフ感想
ムダイという本は手に取った本人の未来が描かれた本だった。花巻さんが自殺してしまうぐらい嫌な未来ってなんだろう?途中までは普通の生涯なんじゃないかと思うんだ。
もう一つ気になるのが、安村の安否。果たして彼は助かったのだろうか?若くしてはげるとかこの先ある意味きつい。
美術館スタッフ
戦前期に活躍した芸術家である上坂象太郎の作品「たつ子」という人型の作品がある美術館で100年ぶりに展示されるようになった。
美術館スタッフをやる事になった白浜達。昼は館内見回り夜は作品を見守る業務だった。
昼間は100年ぶりの展示という事で大盛況していたが、たつ子の作品を見ていたらお客さんの一人が倒れた。一体何故倒れたのか不明とりあえず救急車を呼ぶことに
夜、閉館をし裏バイトだけが集められ作品を見張る作業に入る。盗難防止の為に見張るのかと思いきや「逃がさないように注意して下さい。」と館長に言われる。
大家(雪まつり編参照)と黒領と白浜の3人でフロアを見張る事になり、「逃がさないように」ってどういう意味なのかという話をしている最中黒領が作品の位置が変わっている事に気づく。
気のせいだと思う事にした黒領。
大家からは、このたつ子の展示会にくるお客は美術が好きという訳ではなくオカルトや怪談好きという噂を聞く。
しばらくして黒領は「ほんのりクサイ」と言い始める。
黒領は大家と白浜に作品を見張り続けることを指示する。
作品を見張り続けているとニオイはおさまってきた。
他のフロアで作品の見張りをしている裏バイトスタッフに大声で注意を促す黒領。
そして朝になると、
別のフロアにいた裏バイトスタッフ2名が死んでいた。おそらくちゃんと黒領の注意を聞かなかったんだろう。
見張りをする裏バイトの人手不足に困った館長は、明日のフロアの分担を組み直す事にしするが…
美術館スタッフ
ヤムちゃんは無事たつ子の怪異から回避し生還した。多分ヤニカス切れによる気絶。
たつ子は遥か未来まで、恐怖を伝染させるために仲間を増やそうとしている気がする。伝染させない為に、上坂象太郎はたつ子を作品として封印していたのかと思われる。
墓参り代行サービス
黒岩案件。スタンプを得る為に墓参り代行スタッフをやる白浜達。
お盆でも無いのにお墓参りをすることに
今回墓参りをするお墓は特殊で、住民も誰も知らないお墓。
いつの間にかお墓が立てられていて墓に眠っている人物の名前は高井津という。
その高井津という人物は今も昔も存在していない。
墓の前で合掌し、線香を上げる前に清掃をしていく。
清掃中、裏バイトスタッフの香山は奥の方の墓石から怪異を見てしまう…
線香を上げ終え、裏バイトスタッフ一同去ろうとした時、香山は急に泣き喚き長ら許しこう発言をする。
急な香山の豹変ぶりに唖然とする一同。香山は仕事のできる状態ではなくなったので、裏バイトから退場させることに。
墓参りの様子を撮影していた下濱は、ある不自然な物をとってしまっていた。墓参り代行主任に報告すべきか迷っていた…。
墓参り業務は残り一週間ほどやらなければならない。主任と仕事についてのミーティングが終わったので白浜達は町を散策する事にした。
町をあるいていると静かすぎる事に気づく。思い返してみると、町の人間に一回も出会っていない。
喫茶店に入ってみると、誰もいない。公園や住宅にも…。
そして翌日、下濱が居なくなる。主任と黒領と白浜だけで墓参りをする事になるが…
墓参り代行サービス 感想
遥か昔、藤吉村と高井津村が存在していた。高井津という墓は人名では無かった。
高井津村は下層民として藤吉村から奴隷のような扱いを受けていた。
ある日、口減らしとして高井津村民大量虐殺が始まったという。
でも、役所の戸籍住民課の記述によると高井津村が藤吉村を奴隷のように扱っていたらしく飢饉の際に口減らしの為に藤吉村民を皆殺しにしようとして逆に反乱にあったと記されている。
一体どちらが本当の真実なのか謎。
ユメちゃんと和美は一回死んだっていう事なのかな?あの描写。
一回殺されたとして給料20万は低いんじゃないかと思う。
動画配信者
動画配信者しの幻と裏バイター10人で、オンライン上で繋がりながら今までやってきた裏バイトの実体験を100話になるまで話す企画に参加する事になった白浜と黒領。
配信者10人がそれぞれ挨拶をし実体験を話始めていく。
話が2週目にさしかかったころ、さっきまでオンラインで繋がっていたのにテリー怒が居なくなる。トイレとかで席を外していると思ったしの幻は別の裏バイターに実体験の話をさせる。
しばらくして黒領がクサイと言い始めて…
動画配信者 感想
1話完結物。最初から、しの幻は彼女であるテリー怒以外と繋がってなんかいなかった。全員怪異。ユメちゃんと和美を再現できる怪異は凄い。
宇宙人が出てきた回はこの回がきっと初めてだろう。
実験助手
篠月回。ノーベル賞を受賞した荒木源一郎が運営する研究施設で裏バイトをする事になった篠月。
荒木は自分がいずれ死んだら、自分が得た知識と研究誰が引き継ぐのか疑問に思っていた。
現在脳の知識の共有について研究しており、第三者の脳に自分が今まで培ってきた知識を移送させようというのだ。
実験助手として雇った篠月を、実験椅子に座らせ脳に軽い実験をさせていく。
篠月は体が少しビリビリするだけで実験による大きな後遺症はなかったようだ。
荒木は初日の実験はここまでにし、明日は「移送」の実験をやると説明する。
初日の実験が終わってしまった為、研究室内を掃除する篠月。
掃除中、機械の隙間から一冊のノートを見つける…
実験助手 感想
和美とユメちゃんが裏バイトに落ちるパターンもあるんだなと感じた。
知識の移送と言いつつ、橙の脳みそを乗っ取ろうとした荒木氏。
研究椅子がすり替えられていて、逆に橙に自分の脳みそを侵食されてしまうギャグ回だった。
スーパーマーケット
スーパーマーケットで店内の見回りをする事になった白浜達。
そのスーパーマーケットには怪人がでるという。勤務前に、スーパーマーケットの怪人が出たら内線9番をかけるようにと店長から指示される。
勤務初日、特に不審者とかいなくそのまま勤務は終わる。
休憩時間中、裏バイトの白田は「何もなかった。何も…なんかあるんだ。絶対。」という独り言をつぶやいていたので白浜が怪人についてなんなのか尋ねる。
白田が言うには、このスーパーで今まで何回も人が死んでいる。白田の母親もこのスーパーで亡くなっていて、今も普通に営業しているなんておかしいという事だった。
何故、スーパーマーケットで死人がでるのだろうか?死ぬ際に怪人が関わっているのだろうか…。
白浜が店内を見回っていると急に客の一人が「やっべ!わかっちゃった。」「お前ら支配されているぞ。」と意味不明な事を騒ぎ立てるので、迷惑客として内線で通報し店の外へ追い出してもらう事にした。
一方、別のエリアの見回りをしていた黒領は明らか人ではない仮面をかぶった何にかを視認する。
例の怪人だと察して内線9番をかけようとしたところ、後ろから客の悲鳴が聞こえる。
乳製品売り場に突如、バラバラ死体が現れたのだ。すぐさま警察が駆け付け現場検証が行われる。
勤務後、黒領と白浜が一緒に帰っていたら白田が怪人を見たのか尋ねてくる。
やたら怪人について情報を知りたがっているので夜ご飯ついでに3人で情報共有することになった。
見た怪人について話す黒領。白田は怪人の仮面の下はどうなっているのかと母親の死について知りたがっているような感じだった。
翌日、スーパーマーケット内で今度は体の半分が無い男性の遺体が天井に吊るされていた。
そして次の日も夜勤警備の人が店内で死んでいた。
白浜と黒領と白田は店長から、夜勤の警備をするように頼まれる…
スーパーマーケット 感想
怪人の正体は、毎日の献立を考え鬱になっている主婦主夫を殺して解放している怪異だった。
家庭に入ると確かに日常生活にスーパーマーケットの存在は欠かせない。スーパーマーケットに支配されている…
怪人の正体を突き止めた白田くんまで連れて行かないでほしかった。
公園管理
人がいなくなるという公園の監視を任された白浜と黒領。18時になるとこの公園は閉館するようになっている。
神隠しという不気味な事件が起きる為難度が立て壊しになりそうな話し合いが多々あった。
公園管理人の田嶋は、小学生の頃自分の妹と友達でこの公園でかくれんぼをして遊んでいた。
かくれんぼ中いつまでたっても見つからない妹。
小学生だった田嶋は、見たいアニメがあった為妹を公園に置いて家へ帰った。暗くなれば、妹も家に帰ってくると思っていた。
だが、妹は二度と帰ってくる事はなかった。
いつかまた妹が帰ってくるかもしれない。と思って田嶋はこの公園の管理人になり、
この公園をなんとか存続し続けているという。
公園に「おばあちゃんをみませんでしたか?」と咲恵という一人の女性がやってきた。
どうやらこの公園に入っていくのを見て、そのままおばあさんは行方不明になっているという。
公園内を捜索する白浜達。
18時になり、捜索を打ち切ろうとする田嶋。捜索をまだ続けようとする咲恵にこの公園の危険について説得する。
翌日になり「咲恵がおらんのです。」と昨日のこの公園で、行方不明になったはずの咲恵のおばあさんが訪ねてきた。
おばあさんは、自分が行方不明になっていたという記憶が曖昧なようで「ここではないどこかにいたきがします。」「子供の頃にもどったようでした。」「黄金に輝く場所にいたのです。」と白浜達に話始める。
おばあさんの話を聞いていた田嶋は「2回目だ。」とつぶやく。一体になんのことだと疑問に思う白浜。
今度はいなくなった咲恵の捜索をすることになる。
18時になり昨日のように捜索を打ち切って、公園を閉館するのかと思いきや
「すまない、今日は残業だ。」「大丈夫だ。考えがある。」と18時以降も捜索を続ける事につきあってくれとお願いする田嶋。
本当にこのまま捜索をしていいのかと疑問に思った白浜は、黒領にニオイがしないか確認しようとすると黒領の姿が消えていた…
公園管理 感想
幸せだった夢を見る代わりに公園に住み着いている怪異に生命エネルギー的な何かを吸われてしまう。
田嶋には妹なんていない。ただのロリコン犯罪者だった胸糞。田嶋には甘い夢を見せ続けるんじゃなく、苦しい夢を見せるべきだ。
咲恵さんはあの公園に迷いこんだままなのだろうか?おばあちゃんと無事再開できるといいんだけどな。
最新話
まだ単行本に収録されてない各電子書籍サービスサイトで配信されているお話。
仲介人
全国の海産物が集まる世界最大の魚市場で仲介人をやる事になった白浜達。
でもその世界最大の魚市場は地下にあり、訳ありの品をそろえているという。
早速競りにいく白浜達。
競りをやっている地下の会場に着いた途端「クサイ」と話す黒領。
目的の物を落札したらすぐ帰った方がいいと。
落札会場に進むと何故か職員達は動物のかぶり物をしている。
肝心な落札の品を見ていくと、不気味過ぎる深海魚ではない謎の生物が並べられていた。
雇用主の魚住からは42番の品を取ってきて欲しいと言われてた白浜達。
物の確認をすると、締めたばかりの人魚だった。
人魚なんて本当に存在するのかという疑問が浮かび上がるのと同時に、人魚を落札してどうするんだという疑問も出てきた。
とにかく、人魚の落札をする白浜。
無事落札し魚住のところへ戻る。
落札した人魚はどうなるのか質問をすると「知らねえよ!どっちでも良い。」「金持ちに高く売れるんだ!」と言われる。
場面は変わり銭湯に入りながら、人魚について話す白浜と黒領。
「わからない、気持ち悪いとしか」「よく体洗ってねそれが大事。」
3日後。魚住から仕事の連絡が来ない。
公園でそろそろ別の裏バイトを探そうと話していた黒領と白浜。
「人魚の競りに来てたよな?なんでまだ生きてるんだ?」と一人の男性に話しかけられる…
仲介人 感想
人魚を刺身にして食べている金持ちのシーンは引いたわ。ユメちゃんと和美が呪いを受けるかもしれないというリスクがあるのに(競りをした当日、風呂でよく体を洗えば人魚の呪いは受けないようだが。)
裏バイトの扱いひどすぎるし、人魚を捕獲しまくった人間は報いをうけるべきだ。
テーラー(販売スタッフ)
---服は第二の皮ーーー
テーラーの裏バイトをしていた白浜達。接客や採寸の仕事をし、今回は普通の仕事のように思っていた。
店を経営している渥美は、動物の毛皮から鞄を作ったりしている仕立て人だ。
渥美から、とあるパーティー会場に行って顧客と話して流行りのリサーチをして欲しいと頼まれる。
パーティー会場に入ると、富裕層とみられる人物たちが出入りをしていた。
「可能的」「良いものだ」と騒いでいる顧客がいるので、流行を調べるチャンスだと思った白浜達。
このパーティー会場の顧客は何に感動しているのか、見て見ると人間の皮でできた家具だった。
ぎょっとする白浜。そういえば渥美は「来た要望はなんでも引き受けるから。」という事を言ってたのを思い出す。
この人間の皮でできた家具も渥美が仕立てたものなのだろうか?
渥美から頼まれていたこのパーティー会場に有坂 麗という人物をしっている人がいないか聞いてきて欲しいとの事だった。
顧客に聞いてみると「大してよく知らない。」「あそこにいる人たちなら知っているんじゃない?」「●●さんなら知ってる」というふんわりした解答ばっかりだった。
有坂麗という人物は、渥美の奥さんの妹だという事がわかった。
きっと渥美は、流行のリサーチの情報が欲しいんではなく奥さんの妹の行方を知りたいんだという結論になる。
桜という顧客から、有坂麗について知っている奥羽という人物が住んでいる住所を教えてもらう。
そして奥羽の自宅前に到着したところ、白浜と黒領の目の前に変な二人組が現れる…
テーラー(販売スタッフ)
渥美がなぜ奥さんの妹を探しているのは、そういう事だったんだな。奥さんと一緒に出てくるシーンそういえばなかったし…
渥美自体がフェイク…とっくの昔に渥美は殺されていてスーツになっていた。
ただで結構良いスーツ手に入れられて満足しているユメちゃんかわいい。
最大70%OFF Kindle本 夏のセールホテル従業員
訳アリの部屋が一部屋あるホテルで働く事になった白浜達。ベッドメイキングなどの仕事をしている最中、入室していないはずの309号室から外線がかかってくる。
その昔このホテルの309号室で、オサダという一家が自殺してしまったらしい。それから、祟りなのか309号室にとまる客が相次いで自殺をするので現在309号室は利用不可にしているとの事。
支配人の津村は、白浜達に309号室のお供え用にとジュースとスナック菓子を扉の前に置いてくるようにと指示を出す。
309号室の扉の前にたどり着くと、黒領はクサいと警戒し始めてこの部屋の中には絶対入ってはいけないと白浜に注意をする。
スナック菓子とジュースを扉の前に置き、従業員室に戻ろうと白浜がエレベーターのボタンを押そうとしたら、
309号室の扉が目の前に現れる。さっきまでエレベーター前にいたはずなのに。
危うく309号室に入るところだった白浜達はなんとか従業員室に戻り、交代の裏バイト2人に309号室に入ってはいけない事を伝える。
翌日、出勤すると津村から昨日交代した裏バイト2人が309号室で死んだ事を聞かされる白浜達。
そして今度はこのホテルで働く津村の姪、千智が309号室に入ってしまう…。
ホテル従業員 感想
309号室で自殺したオサダという人物は別のホテルの経営者であり、津村の知り合い。
オサダは津村の商売のやり方が気に食わなかったらしく、向かい側にオサダが運営するホテルを建て津村の価値観を潰したかったらしい。
だが、オサダはホテルの経営がうまくいかなかったらしく津村が運営するホテルの309号室で当てつけ自殺をする。
実は津村はオサダから愛の告白を受けていた。本当は経営がうまくいかなかったから自殺をしたんではなく、オサダの気持ちを受け入れなかったのが原因だったのではないかと察する津村。
メンヘラ同性愛者による祟り。全ては津村をあっちの世界に連れいていくために自殺者を連れいていくなんてひどい話だ。
引っ越し屋
裏バイトで珍しく指名された白浜と黒領。
今回は訳ありの引っ越しの手伝いをする事になり、指名してきた相手は誰なのかと気にしながら現場に向かうと、前々職場(テーラー編)で出会った金(ジン)と銀(ギン)だった。
前々職(テーラー編)での出来事や黒領弥生(黒領ユメの母親)について黒領に質問していく金。
質問の答えに納得したのか、金と銀は今から行う仕事について説明し始める。
今回の依頼主の大江は、タチの悪いストーカーに付きまとわれておりそのストーカーに気づかれないように夜にこっそり引っ越しをしたいという依頼だった。
大江宅に向かうと、依頼主の大江は尋常じゃないくらいおならをしながら怯えておりうずくまっている。
大江をまず落ち着かせようとする白浜。悲鳴をあげながらさらにおならをする大江。
空気の入れ変えをしようと窓に近づくと、白浜と黒領は明らか人ではない大きな両腕を目撃してしまう。
ストーカーではなく、怪異に付きまとわれている事に気づく。
とりあえず早急に引っ越し作業を終え、新居に向かうべきだと判断し荷物を運び車を発車させる。
運転中、大江は怯えながらストーカーがついてきてないか車内の全員に質問していたら前方に大きな両足が現れる。
白浜はすぐにブレーキを踏むと、その大きな両足は消えた。車内にいる全員の見間違いかと思っていたが、信号機の真上にその怪異はいた。
あの怪異がついてこないよう振り切ろうとするもどこまでもついてくる。
一体あの怪異はなんなのか大江に質問すると、
旅行先の海岸で洞穴を見つけ、中に入ったら古い人形が祭られていた。人形が汚れていたのがかわいそうに見えタオルで拭いたらあの怪異に付きまとわれるようになったという。
このままでは新居にまであの怪異がついてきてしまう…金はここであの怪異を食い止める事を提案する。
あの怪異を食い止めるには、黒領のニオイを感じる能力も必要だという事で金は一緒に道路に降りてもらうとするが、白浜は黒領が危険な事に巻き込まれると思い黒領を車から降ろす事を反対する…。
引っ越し屋 感想
今回の話は某大型掲示板のオカルトスレで有名になった話、八尺さまをモデルにしてそうな気がする。
怪異(裏?)に立ち向かっていく描写も今回初めてだ。金さん素手で怪異をボコすなんて…てっきりお札とか秘密道具的な何かで対処するのかと思ってた。
依頼主の大江さんは嘘つきでした。心霊スポットであんな罰当たりな事をしたら祟られるわな。
カフェ店員
変わった店長が居るカフェでバイトする事になった白浜と黒領。
その店長は昔、サタン系ヴィジュアル系バンドのボーカルを務めていたからか独特な世界観を持つ変人だった。
お客さんがカフェに入店する度に店長は「我、貴様の臓物を食らふ悪魔~」と言いながら、入店するお客さんを脅かすのだった。
店長の奇行を毎回止める従業員達。
店長が変人なだけで、あまり危なさそうな事はなさそうだと感じながら勤務していた白浜達。
しばらくすると、フードを被った二人組のお客さんがやってきて…!?
カフェ店員 感想
本物の店長が現れて、ただの不審者オチだった。
バイト募集まちがいなのにちゃんと給料振り込まれて良かったね。
花火大会スタッフ
益荒川で行われる花火大会の準備アルバイトとして茶々と合同で仕事をすることになった白浜と黒領。
依頼内容は、200年間続いてきた益荒川の花火で大会をなんとしてでも開催させなければいかないという内容だった。
今回、益荒川へ花火を運ぼうとしすると運搬中のトラックが事故にあったり、
運転手がどこかへ行ってしまったりと花火が運べない必ずトラブルが起きてしまうというものだった。
依頼主は「再び、益荒鬼が現れてしまう。」と怯えていた…
益荒鬼というのはこの地(益荒川)にて江戸時代に流行った病らしい。
その疫病退散と慰霊の為に毎年花火大会が行われるとの事。
とにかく花火を持ち込めない原因を突き止める事にした白浜達。
益荒川河川敷を3人で歩いてると、茶々はおかっぱの浴衣をきた女の子に出会う。白浜達には浴衣の女の子が見えていない事に気づき、
茶々は生きた人間ではない事に気づき発狂して逃げ出してしまう。
走っている最中、積み石のようなものを倒してしまい…!?
花火大会スタッフ 感想
相変わらず人でない物が怖い茶々さん。すぐ失神してしまう。
おかっぱの子供たちは生贄にされていたのに後世の人達を守ろうと花火大会を阻止してたのは悲しい。
残念ながら、花火大会は行われてしまった…
今回の話も大いなるものが絡んでそうだ…
できるだけ漫画代を安く済ませたい方の為のお得なサイト
『漫画読むの好きだけど、出費がかなり痛い。』という方の為に、工夫次第で安く利用できるサイトを集めました。どのサイトも利用して損はないかと思います。
kindle
漫画も雑誌も初回30日間無料。もし自分に合わなければ、30日以内に解約すれば違約金無しの0円!
今すぐこちらのバナーをクリック↓
コミックシーモア
クーポンやキャンペーンなど割引が多く、新規登録で70%OFFのクーポンが貰えます。
取り扱い冊子も多く、ライトノベルやBLなど多数取り揃えております。
スキマ
ここ最近成長をしている電子書籍サイト。新作無料漫画を読むだけで、ポイ活ができる斬新なシステム有り☆たまったポイントは各種電子マネーに交換可能。読みたい本が無くても、登録しておいては損は無し。
Renta!
電子書籍のレンタル総合サイト。買って手元にずっと置いときたいレベルじゃないけど、読みたい本がある人向け。48時間100円からレンタルできる作品多数有り。
BOOK☆WALKER
KADOKAWA直営の総合電子書籍ストア。マンガだけではなく、ゲームアニメ雑誌も読み放題。やや雑誌特化型の電子書籍サイト。
honto
電子書籍を購入すると、丸善、ジュンク堂、文教堂でも使えるhontoポイ ントが貯まる。他にも、無料作品が19,000以上の本が無料で読める。
DMMブックス
98冊以上のマンガ・小説を扱っており、23時間待てば無料で読める『毎日¥0』などのサービスや不定期で書籍購入の30%分のポイント還元、初回登録者限定90%offクーポン配信などのイベント等々有り。
U-NEXT
厳密には電子書籍サイトではないのですが、動画だけではなく漫画もおまけとして楽しめる月額制動画サイト。会員登録すると毎月1200円分のポイントが貰え、最新作の動画や電子書籍の購入に利用可能。
コメント